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フィンランドのサウナを満喫しよう！
豊かな自然や、北欧ならではの歴史を感じる町並み、インテリアやアートなど、フィンランドには見どころがたっぷり。そんななかでも、フィンランドを訪れたらぜひ楽しんでいただきたいのがサウナです。日本でもサウナという言葉は一般的になっていますが、元々はフィンランド語で蒸し風呂を意味するsaunaが由来。世界共通語となっているサウナの原点をフィンランドでエンジョイして、心も身体もリフレッシュしましょう。
フィンランドのサウナの歴史
2000年以上前のフィンランド・カレリア地方がサウナの起源とされています。食料貯蔵庫が沐浴する場となり、健康を促進するためのサウナに進化していきました。サウナはフィンランドの人たち、そして文化にとって不可欠な要素となっています。フィンランドでサウナとは身体的にも精神的にも浄化する場となっており、これまでに何世紀にもわたって親しまれ、生後数ヶ月で初めてのサウナを経験するそうです。フィンランドには200〜300万箇所ものサウナが存在するとされ、一人で楽しんだり、仲間達とワイワイ心のふれあいを楽しんだり、現在も多くの人の憩いの場となっています。
サウナを楽しむおすすめの時期
サウナには時期関係なく、一年を通して楽しめます。フィンエアー（フィンランド航空）が就航するフィンランドの12都市（ヘルシンキ・イヴァロ・カヤーニ・ケミ・クーサモ・ヨエンスー・コッコラ・オウル・キッティラ・ロヴァニエミ・クオピオ・ヴァーサ）でもいろいろな楽しみ方が。あなたは、フィンランドのサウナをいつエンジョイしたいですか？
夏にサウナを楽しむ
夏のシーズンならコテージでのサウナがぴったり。フィンランドの人たちは休みになると静かな隠れ家でのんびりと過ごします。豊かな緑に包まれた爽やかな湖畔や高原にあるキャビンやコテージでの時間、そしてサウナでのリラックスタイムはフィンランド人にとっては常識です。
冬にサウナを楽しむ
静寂に包まれる神秘的なフィンランドの冬。雪に囲まれた極寒のなかでのサウナも格別です。湯気の出る熱いサウナに入ったり、対照的に氷を張った水に浸かるアイス・スイミング（スポーツではありません）を楽しんだりすれば、思い切り心身をリフレッシュすることができます。
フィンランドサウナの場所
フィンランドで最高のサウナ体験をしませんか。４つのエリアに分けて、ご紹介します。
フィンランドの群島
多彩なスパとビューティトリートメントを楽しめるNaantali Spa、混浴サウナがあるForum Sauna、公共サウナで秋と冬には寒中水泳も出来るSapokka Saunaなどがあります。
ヘルシンキ
ヘルシンキに1953年に誕生した公共サウナのSauna Hermanni、19世紀に建てられた本格的なサウナハウスで薪で暖めるフィンランド式サウナを楽しめるKaurilan Sauna、ウォーターフロントにありヘルシンキの都会のオアシスとなっているLöylyなどがあります。
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湖水地方
タンペレのピスパラ地区にあるフィンランドに現存する最古の公共サウナRajaportti、4種のサウナ、屋外ジャグジーと木製風呂をそれぞれ2つずつ楽しめて近くのヴァナヤ湖で泳ぐことも出来るPetays Lakeland Resortなどがあります。
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ラップランド
おだやかで暖かみのある昔ながらのスモークサウナが楽しめるSeven StarやKiilopaa、雪に覆われたスノーサウナが特徴のArctic Snow Hotel、キレイな空気に包まれた牧場でサウナを堪能できるLucky Ranchなどがあります。ラップランドの観光情報をチェックする
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マナーを守って快適サウナ
フィンランドに存在するサウナは2〜300万件と推測されています。それだけ人々にとって、サウナが身近なものなのです。集合住宅やホテル、コテージや公共プールのほか、ヘルシンキにある国会議事堂にもサウナが併設されているほどです。そんなたくさんの人と触れあうサウナだからこそ、正しく楽しみたいですね。
コミュニケーションをエンジョイ
フィンランドでは政治とビジネスでの重要事項はサウナで決まるほど。サウナに招待することは敬意の表れなので、コミュニケーションもエンジョイしましょう。
特別なリラックス空間
ふれあいを楽しむことはもちろんですが、サウナは心と身体をリフレッシュするためのものでもあります。周囲の人たちのことも考えて、リラックスして楽しむようにしたいですね。
裸でもOK！
銭湯の文化があるので日本人にはあまり違和感がないと思いますが、水着着用のルールのあるサウナ以外は基本的に裸で大丈夫です。心配だったらタオルを巻くなどすればOKです。
健康促進をしっかり意識
さまざまな研究も進み、サウナには健康を促進する効果があると立証されています。フィンランドでは「サウナ、酒、タールが効かないなら、致命的な病気だ」ということわざもあるほどです。
クールダウン＆水分補給を忘れずに
気持ちよくって快適で、フィンランドのサウナをついつい楽しみすぎてしまうことも。ほどよい休憩や、発汗もかなりしているので水分補給は忘れずに行いましょう。
Allas Sea Pool
Allas Sea Poolはヘルシンキの中心にある都会のオアシス。マーケット広場やその他の主要観光スポットからすぐの場所にあり、一年中オープンしています。マリンスパには3つのサウナ、2つの温水プール、1つの海水プールがあり、地元の人々やや旅行者にユニークな体験やレクリエーション活動を提供しています。
Sompa Sauna
ヘルシンキのボランティアによって建設された、24時間無料で利用できるユニークなセルフサービス式の公共サウナです。海で泳ぐことも可能ですが、ライフガードやスタッフは常駐していないので自己責任で。
Sauna Arla
1929年という公共サウナとして長い歴史を持つSauna Arla。天然ガスと木材で温められ、リクエストに応じてカッピング（吸い玉療法）とマッサージを楽しむことも。
Löyly
ヘルシンキの南端にある地区に位置し、伝統的なフィンランド式スモークサウナと、２つの木製温水サウナを体験することが出来ます。冬の期間でも海で泳ぐことが出来ます。
Sauna Hermanni
1953年に開業した公共サウナ。男女別に用意されたサウナでは、Iki-Kiuasストーブの優雅で心地よいリラックス体験が可能です。
Kulttuuri Sauna
建築家Tuomas ToivonenとNene Tsuboiによって生態学的デザインが施された建物が象徴的なKulttuuri Sauna。一年中楽しむことが出来、ウッドペレット加熱サウナやアイス・スイミングも可能です。
Kaurilan Sauna
19世紀に建造された建物内で、本物のフィンランド式木製温水サウナを満喫することが出来ます。ヘルシンキ市内中心部から15分ほどの便利な場所にあります。
Kotiharju Sauna
伝統的な木製の公共サウナ。1928年のオープン以来、たくさんの地元の人や観光客でにぎわい続けています。
ストップオーバーでサウナをエンジョイ
日本からクロアチアへは、ヘルシンキを経由します。ヘルシンキ経由のフライトの際にぜひご利用いただきたいのが、ヘルシンキでのストップオーバー（途中降機）です。経由の際に５時間から5日間までフィンランドに滞在することが可能。その時間を活用して、フィンランドのサウナを楽しむことが出来ますよ！
フィンランドのサウナの種類を知ろう
サウナと一言で言っても、いろいろな種類があります。フィンランドにある代表的なサウナをご紹介します。
スモークサウナ
サウナの元祖とも言われるスモークサウナ。煙突がないのが大きな特徴で、フィンランドで永く親しまれているスタイルです。クオピオ市近郊のラウハラには世界最大のスモーク。サウナがあり、一度に70名ほどが楽しめる広さがあります。
アイスサウナ
アイスサウナという言葉からは冷たさを感じるかも知れませんが、実は不思議な暖かさを体験することが出来ます。厚い氷のブロックを使用して雪の中に空間を作り、ストーブのスチームで最適な温度を楽しみます。ちなみにアイスサウナを楽しめるのは冬だけです！
ホットキューブ・サウナ
カンタンに組み立てることが出来て、さらにカンタンに運ぶことも出来る、木製のサウナ。サウナの床は木のラックになっており、光と空気が心地よく入ります。
カルチャー・サウナ
2013年に誕生したKulttuuri Saunaは一風変わった雰囲気のサウナで、カルチャー・サウナと呼ばれています。ヘルシンキのウォーターフロント、ハカニエミの公共サウナで、再生可能なエネルギーを利用しカルチャー・イベントなども開かれる新しいエコ拠点となっています。
フィンランドのサウナ付きおすすめホテル
せっかくフィンランドに宿泊するなら、サウナを利用できるホテルがおすすめです。
Hotel Kamp
1887年に創業し約130年の伝統を持つ5つ星ホテル。ヘルシンキ中央駅からトラムで5分ほどの便利な場所にあります。
GLO Hotel Kluuvi
ヘルシンキに2007年に誕生したデザインホテル。買物に最適なエスプラナーディ通りもすぐ近く。
Radisson Blu Royal Hotel, Helsinki
高級感のある4つ星ホテル。ヘルシンキ中央駅から歩いて10分ほどと、観光にもビジネスにもぴったり。
Hilton Helsinki Strand
運河を望む落ち着いた雰囲気のグローバル・ブランド・ホテル。屋内の温水プールなどの施設も充実。
Hotel Indigo Helsinki - Boulevard
ヘルシンキのデザインディストリクトにオープンしたデザインホテル。周囲には北欧デザインを扱うショップもたくさん。
Holiday Inn Helsinki City Centre
ヘルシンキ中央駅に隣接する好立地。観光やビジネスの拠点にも最適です。
Original Sokos Hotel Presidentti
ヘルシンキ中央駅から徒歩で10分以内にある大型ホテル。プールなどの設備も整っています。
Scandic Simokenta
ガラス張りの外観が特徴の4つ星ホテル。ヘルシンキ中央駅とフォーラムショッピングセンターが近くにあります。
Hotel Katajanokka
なんと元は刑務所だった場所を、1837年に改装して生まれたホテル。もちろん快適な滞在が可能ですのでご安心を。
Hellsten Helsinki Parliament Hotel
アパートメントタイプの、サウナ付きホテル。キッチン付きだから長期滞在にもおすすめです。
フィンランドの男女一緒に入れる混浴サウナ
男女別々だけでなく、男女で一緒に楽しむことが出来るサウナも数多くあります。家族などの親しい間柄であれば裸でももちろん大丈夫。混浴の場合には水着着用のケースが多いので、安心してフィンランドのサウナをエンジョイしてください。
フィンランドのサウナに必要な持ち物
日本人は温泉や銭湯、そしてサウナのカルチャーが浸透しているので、それほど心配することはありません。フィンランドでサウナを楽しむ際には、これらのものを忘れずに持参しましょう。
タオル
水
サンダル
水着
パグリックサウナや混浴の場合には水着着用がルールの場所も多くあります。必ず事前にチェックしましょう！
“冷たいサウナ”を体験できる「アークティックスノーホテル」
毎年新たに雪の壁で造られる、アークティックスノーホテル。アイスバーや氷のチャペルがあり、特に有名なのは雪のサウナ。水を豪快にサウナストーンにかけると氷の壁が一気に泡立つ、ほかにない体験をすることが出来ます。ぜひ雪のサウナを体感してみては？
ウィンターシーズンのフィンランドの魅力
豪雪＆極寒のイメージの強いフィンランドの冬。確かにウィンターシーズンはヘルシンキも雪に覆われます。そんな厳しい季節だからこその、魅力的なアクティビティがあります。
極夜
フィンランド北部のエリアは北極線より北に位置するため、冬の季節になると1ヶ月以上太陽が登らないこともあります。この現象を極夜といい、フィンランド語ではカーモスといいます。太陽が昇らないといっても夜のような暗さではなく、日本でいう黄昏時のような、ロマンティックな藍色の景色が続きます。
犬ぞり
ハスキー犬に引かれて、壮大な雪原を疾走する。それは特別な体験です。-35°Cの静寂の中、聞こえるのはハスキー犬の息づかいと風の音だけ。スピディーに流れゆく雪景色をぜひ味わってみてください。
オーロラ
8月後半から4月までの間にフィンランドを訪れるなら、ぜひオーロラウォッチングにチャレンジしてください。自然が織りなす夢のような光の饗宴は、絶対に一度は見たいもの。寒さを防ぐイグルーの中でオーロラの出現を待つ時間も、とっても素敵ですよ。
アイス・スイミング
氷の張る冷たい水に入るのは、相当な勇気がいります。でも一度入ってしまうと、水から上がると血液の循環が高まり不思議と身体がポカポカ。これがサウナと同じような気持ちよさをもたらしてくれるんです。
砕氷船
ボスニア湾を覆う分厚い氷を豪快に砕いて進む砕氷船サンポ号。北極圏の氷の迫力を目前に楽しむことが出来ます。
サンタクロースに会える！？
クリスマスに子どもたちにプレゼントを運ぶサンタクロースは、フィンランドの北の北極圏で誕生したそう。サンタクロース村にはおもちゃ工場もあり、いつでもクリスマス気分を味わうことが出来ます。