オーロラに関する10の質問 | フィンエアー
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オーロラを追いかけて – 北極光の科学と魔法

人々は昔から、辺りが暗くなるにつれて夜空に現れる自然の魅力に心を奪われてきました。オーロラにまつわる神話にはどういうものがあり、オーロラを楽しむのに最適の旅先は、どこですか? オーロラの発生予知から地上と航空機からの観察に至るまで、オーロラに関する10の質疑応答を集めました。

1. オーロラは、いつ頃どこで見られるのですか?

オーロラは北緯60~75度付近で発生します。具体的には、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、アイスランド、ロシア、カナダ、アラスカおよびグリーンランド南部です。フィンランドのラップランドでは、年間約200日にわたってオーロラを見ることができます。必要なのは、暗闇が辺りを覆う快晴の夜であること、それとわずかの幸運だけです。

フィンエアーの到着地、フィンランドのラップランドでは、その素晴らしい魅力を存分に味わうことができます。さあ、イヴァロキッティラロヴァニエミに向かいましょう。オーロラツアーに参加したり、凍った湖でオーロラを追いかけたり、オーロラ観賞用の特別な宿泊施設を選べば、ホテルのベッドに横たわりながら、暖かく快適にオーロラを楽しむこともできます。

冬季は、フィンランドのロヴァニエミと、もう一つの北極圏の街、ノルウェーのトロムソを組み合わせて楽しむことができます。トロムソもまた、オーロラが楽しめる絶好の地。ピークシーズンには平均して週2~3回見ることができます。もう1カ所挙げるなら、アイスランドです。フィンエアーでは、ヘルシンキ発レイキャビク行きのフライトを運航しています。

2. オーロラを見る上で最適な季節はいつですか?

フィンランドでオーロラを見るなら、通常8月下旬から4月にかけての深夜が最適です。一般の予想に反して、ラップランドでは、特に9月がオーロラを眺めるのに良い時期です。というのは、この時期は真冬よりも晴れて、雲ひとつない夜になる可能性が高いからです。澄んだ空の下で暗さが増して、街中の照明が少なくなるにつれて、オーロラを目にする確率は高くなります。

3. オーロラの発生は予測できますか?

オーロラの発生は、ある程度予測できます。正確な予測はできませんが、オーロラの規模と発生確率は、様々な基準を用いて推定できます。1~3時間前の短期予測は信頼度が高い一方で、1~3日前の長期予測になると、かなりの不確定要素が生じます。

フィンランド気象研究所では、国内にある約10カ所の観測所で、地上で測定されるわずかな磁場変動をモニタリングしています。短期予測については、フィンランド宇宙気象センター ISESのWebサイトで確認できます。ただ、オーロラについて最高の情報が得られるのは、何をさておいても空を見上げることです。

長期予測は、フィンランド気象庁の宇宙天気予報でも提供されています。ベルギー王立天文台が提供する日々の天気予報は、技術面で優れていますが、世界中のファンの間で人気のサイトは、Spaceweather.comで、ユーザーは、画像をシェアすることが可能です。

4. オーロラとは何ですか?

オーロラは、太陽風によって運ばれてきた荷電粒子が、高度約80~250kmで地球の大気に衝突した際に発生します。これらの粒子は、大気中の原子である酸素と窒素に衝突し、それらの原子が光としてエネルギーを放出します。

太陽および太陽風がオーロラのエネルギー源となるのは、太陽風の荷電粒子が地球の大気中にある分子と接触する時点です。ほとんどのオーロラは、80~250kmの大気中で発生し、その下端は鮮明さを増し、上端に行くほど見えなくなります。

5. オーロラが違った色合いを見せることはありますか?

夜空に舞うオーロラは、グリーンとイエローをまとう姿がたびたび目撃されますが、レッドやパープル、ブルーといった色合いを帯びていることもあります。色合いは、太陽風の粒子が、大気中にあるどの物質と衝突するかによって異なります。

最も一般的なオーロラは、太陽風の粒子が高度約100kmで酸素原子と出会った際に、グリーンを基調とした光を放ちます。人間の目には、グリーンが他の色よりも印象に残りやすいため、グリーンのオーロラを見る機会が多くなると言えます。その一方、まれに目にするレッドやパープル、ブルーは、酸素分子や窒素が太陽風の粒子に反応する際に発生します。

6. 航空機からオーロラを見ることができますか?

特に長時間にわたる冬季の夜間飛行で、客室内の照明が暗くなり、飛行機が雲上を運航している際に、オーロラを見ることができるかもしれません。窓側席を選び、座席のそばの照明を最小限にとどめ、窓に広がる自然の芸術作品を目にする準備を整えてください。

フィンエアーでは、オーロラを観賞するための特別便は運航しておりません。ただ、運が良ければ、定期便でオーロラを楽しむことができます。フィンエアー路線ではカナダ上空や北大西洋上空の一部、特に西に向かう便で、非常に色鮮やかなオーロラがしばしば見られます。

フィンエアーのロサンゼルス発ヘルシンキ行きフライトは、オーロラの鑑賞に最適と言えるでしょう。この便は、夕方早めの時間帯にロサンゼルスを出発し、通常深夜にカナダ領空内に入ります。この時間帯は、客室の照明が暗くなり、オーロラを見る上で好条件が重なります。また、北極上空を飛行するフライト、例えば東京便やソウル便などでは、北極近辺を除いてオーロラを目にすることができます。

7. オーロラは、飛行経路に何らかの影響を及ぼしますか?

飛行経路計画にオーロラが直接影響を及ぼすことはありません。ただし、宇宙の天気と風は、飛行経路の選択に影響を与えます。

8. フィンランド語の「キツネ火」という呼び名の由来は何ですか?

フィンランド語では、この華麗な光の現象にいくつかの名称や愛称が与えられていますが、神話上の動物である火ギツネをルーツに持った「キツネ火」やrevontuletという言葉が多用されています。古い伝説によると、火ギツネが森や谷を駆けずり回り、その尻尾が木や地面を吹き飛ばして、その時上空に舞い上がった火花がオーロラになったということです。

一方、Aurora Borealisという言葉は、ギリシャ語で「夜明け」と「北風」、または「北の暁」を意味します。この名称は、古代ギリシャ人とローマ人の信仰に由来しています。その中では夜明けの女神が、壮大で色彩豊かな二輪馬車に乗って自ら空を飛び回り、その姿がオーロラとして現れます。オーロラは、太陽と月の神々に新たな日の到来を告げる役割を担っているのです。

ほとんどの言語では、この光の現象は「ノーザンライト」または極光と呼ばれ、目に見える形と北の地平線上の閃光をどちらも適切に表現しています。

9. オーロラに関する信仰にはどういうものがありますか?

「キツネ火」や「オーロラ」という言葉が暗に示すように、この北光現象は、遠い昔から多くの神話や伝説と結びついてきました。オーロラは尊敬の対象であり、恐れさえ抱かせる存在でした。ある話によると、はるか昔に北方の地で北極海へ釣りに出かける巨人たちがいました。彼らは暖を取るため巨大なたき火を燃やし、その大きな炎が空へと昇り、オーロラのように見えたのです。時が過ぎ去るとともに、かつて彼らの住んだ森は姿を消しましたが、彩り豊かな炎は今でも時々上空に現れます。

北方の文化では、何世代にもわたって、オーロラは、精霊が亡くなった人々を幸せの国へ導くためにかざす松明だと信じられてきました。その一方、ある神話では、オーロラは死者の霊であり、それがセイウチの頭でボール遊びをしていると信じられています。オーロラが現れると戦争が起こり、疫病が流行するとされ、時にそれは悪い兆しであると考えられてきました。また、出産時に亡くなった子供たちが、空の上で遊んでいる姿だとも言われてきました。

オーロラはまた、健康に与える影響に関して、心臓病の治療に役立つと信じている人もいます。日本では、オーロラは受胎能力との強いつながりを示す神秘主義に関係し、その輝きの中で生まれた子供は、特に幸福に恵まれると信じられています。また、アジアの古い神話では、オーロラを目にした人は、生涯にわたって幸せに暮らすことができると言われています。

10. オーロラは音を発しますか?

オーロラが上空を舞う時には、さまざまな音が聞こえてきます。「バン」という音や「パチパチ」、「ポン」、「ブーン」という音が上空から時に断続的に、鋭く、継続して聞こえることがあります。以前は、この音は単なる伝説として考えられていましたが、近年の測定結果から、こうした音は高度約70mで発生していることが分かりました。しかし、音の発生原因は依然として不明です。

+ ボーナスチップ

旅行する間に地上から、または航空機の窓から何とかオーロラを見ようとしてもうまくいかない場合は、長距離便で見られるかもしれません。それもフィンエアー機内の天井で! 


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