魅力あふれるノルウェーのアルタで、北極の美しさとサーミの文化を堪能

いにしえの岩の彫刻とサーミの遺産を探索 

旅のスタートはアルタ博物館から。ここには6,000年以上前に造られた岩の彫刻が、ユネスコ世界遺産として展示されています。トナカイの狩猟や儀式を描いた先史時代のエッチングが、アルタフィヨルドの海岸沿いに並び、これらの作品を通して生き生きとした北欧の石器時代が見て取れる貴重な機会を提供しています。夏は木製の遊歩道をたどりながら、また、冬はスノーシューで歩きながらこれらの展示を楽しめます。

深遠な文化に身を浸すなら、伝統的なトナカイの遊牧生活について学べるMázeのSámi Siidaを訪れましょう。ここでは、そりに乗ったり、サーミ文化に伝わる昔話に耳を傾けたり、投げ縄によるトナカイの捕獲にも挑戦できます。 

オーロラの下で感じる心の安らぎ 

アルタは、内陸部の乾燥した気候と照明の少なさから、世界で最もオーロラの鑑賞に適した場所の一つとなっています。9月から3月にかけて、グリーンとパープルの光の波が周期的に上空を彩ります。街の灯りから離れた見通しの良いエリアに向かえば、最高の風景に出会えます。アルタ川渓谷や周囲の高原では、とてもよく見える最高の場所が見つかります。 

オーロラの下で夜を過ごしたいなら、雪と氷でできたソリスニーヴァ イグルー ホテルを予約しましょう。このホテルは、すべてが雪と氷で造られており、北極をテーマにしたスイートルームやアイスバーに加え、氷の礼拝堂も完備しています。 

もう少し暖かい場所がお好みですか？ オーロラのドームやガラスのイグルーがお勧め。もちろん運が良ければですが、彩りが渦巻く下で眠りにつくことができます。Glod キャンバスドームは、ステキで居心地の良い宿泊施設。布地でできた壁を通して、自然界の営みを五感で感じ取ることができます。 

北極の風景を巡る冒険の旅

雪に覆われた森林から真夜中の太陽まで、アルタは冒険家にピッタリのプレーグラウンドです。北ヨーロッパ最大の渓谷、アルタキャニオンへハイキングに出かけましょう。展望台へ向かう山道からは、ドラマチックな断崖やアルタ川に削られた渓谷を一望できます。身体を動かすのは苦手という方は、汗をかかずに絶景を堪能できるガイド付きバスツアーが利用できます。アルタキャニオンは、動物好きの方にとっても最高のスポット。ここは、イヌワシやヘラジカを目撃できる機会に恵まれているからです。 

クルーズやカヤックで静穏なフィヨルドを満喫 

街から海までとうとうと流れる全長38kmのアルタフィヨルドは、人々をこの地へといざないます。フィヨルドクルーズに乗って隠れた入り江を探検したり、カヤックを借りて穏やかな海岸沿いを楽しんだりしてはいかがですか。絶景が堪能できるほか、狩りをするイルカや海鷲も観察できるかもしれません。

勇気ある方には、7月の白夜のもとで泳ぐ「ミッドナイトサン・スイム」が、一生に一度のスリルを味わえる体験となることでしょう。陽の光が1日24時間降り注ぐということは、眠りにつく時刻を過ぎても、氷のように冷たく澄んだ海に飛び込めるということです。 

北極の味覚をたどる旅 

アルタの料理は、北極の食材とモダンな北欧の風味が融合しています。トナカイのスモークやホッキョクイワナのグリルなど、地元が誇る極上の食材を使ったお料理をぜひお試しください。街で最高のレストラン、オーガニック料理がメインのTrasti & Trineは、犬ぞりの拠点でもあります。 

夏が来ると、街の中心部にある屋外テラスで、延々と続く夜を楽しめます。Gustus Wine Barには、この街屈指の屋外テラスがあり、最高の雰囲気が漂う中で、絶品のスナックをつまみに、極上のドリンクを堪能できます。 

特に焼きたてのお菓子を食べながらコーヒーを味わう文化は、ノルウェーの人々の間に浸透しています。人気のKaffe Fridaでは、コーヒーやホットチョコレート、焼きたてのパンやドーナツを楽しめます。 

フィンエアーは、2026年3月29日から10月22日まで、ヘルシンキ発キッティラ経由アルタ行き航空便を週5便運航いたします。