ヘルシンキでの乗り継ぎ: フィンランドの首都で、6時間、12時間、24時間のアドベンチャー | フィンエアー
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ヘルシンキでの乗り継ぎ: フィンランドの首都で、6時間、12時間、24時間のアドベンチャー

乗継時間を使ってヘルシンキ市内を探索する方法 フィンエアーにお任せ 乗り継ぎまで6時間、12時間あるいは24時間でも、短い滞在時間をフィンランドの首都で1分刻みで楽しみましょう。

Helsinki Aerial Image
Joe Minihane

さらに、ヘルシンキ空港から市内中心部までの詳細な移動方法をご説明し、フィンランド最大の大都市での効率的な視聴体験の実現をお手伝いいたします。

ヘルシンキ空港から市内への移動

ヘルシンキ空港から市内へは、簡単かつ短時間で移動できます。ヘルシンキ空港(空港コードHEL)のあるヴァンター市は、ヘルシンキ中心部から20kmに位置しています。移動には、鉄道、タクシー、バスなど、あらゆる交通手段を利用できます。いずれの交通手段を使っても、移動時間は30~40分です。

鉄道

リング鉄道線の「I線」と「P線」の電車がヘルシンキ空港と市内中心部間を走っています。いずれの電車を使っても、空港からヘルシンキ中心部まで約30分で行けます。乗車券は飛行機内では購入できません。乗車前に、空港駅のプラットフォームに設置されたHSL(ヘルシンキ地域交通局)の機械か、HSL のスマートフォンアプリを使って簡単に購入できます。市中心部までの乗車は「ABCゾーン」の乗車券が必要です。大人1名分の片道乗車券は4.10ユーロです。あるいは、終日(11ユーロ)、2日間(16.50ユーロ)の無制限乗車券も購入できます(料金は変更になる場合があります)。

タクシー

ヘルシンキ空港から市内へ走るタクシーの乗り場は、1階の到着ロビーの外にあります。ちなみに、ヘルシンキ空港は、次の3タクシー会社と提携しています。Fixu Taxi、Taksi Helsinki、Meneva。ヘルシンキ空港から市内行きのタクシー料金は、タクシー乗り場の情報画面に表示され、35ユーロから50ユーロとなっています。タクシーを使う方法としては、タクシー乗り場での乗車、タクシー会社のモバイルアプリを使った事前予約、電話での予約があります。車で移動する場合の所要時間は、交通状況によって異なりますが、約30分です。お急ぎの場合やヘルシンキでの乗り継ぎ時間が短い場合は、列車を使った市内中心部への移動の方が無難な方法です。

バス

ヘルシンキ空港から市内中心部までバスが運行しており、市内への移動も手軽でスピーディーな手段と言えます。空港のバス停留所も到着ロビーの外にあります。バス路線600が、ヘルシンキ空港とヘルシンキシティセンター間を運行し、所要時間は約40分です。電車の場合と同様に、バスの乗車には HSL のABC 乗車券が必要です。

手荷物保管所

手荷物を最終目的地までお預けになった場合は、市内に直行できます。しかし、大型サイズの機内持込手荷物を携帯したくない方は、ヘルシンキ空港の到着ロビーにある「超過手荷物カウンター」に預けることも一つのアイデアです。または、ヘルシンキ中央駅(電車やバスで移動する場合の目的地です)まで荷物を運ぶこともできます。

ヘルシンキでの6時間

空港で乗り継ぎ便を利用するまでに6時間あります。ヘルシンキで楽しい時間を過ごし、乗り継ぎ時間を良い思い出とするには十分な時間です。

Helsinki South Harbor and Tori Quarter (c) Helsinki Marketing

ヘルシンキのデザイン遺産まで足を延ばす

ヘルシンキ空港から市内中心部までは約30分で行けます。都心から、ヘルシンキデザイン地区の中心にあるヘルシンキデザイン博物館まで徒歩15分です。またはトラム10号線でも行けます。

ヘルシンキデザイン博物館は、「ヘルシンキで何をすべきか」という疑問に答えるための博物館です。ここでは、フィンランドとスカンジナビアのデザインに関する世界最高のコレクションを所蔵しています。また、常に変化する優れた展覧を通じて、世界の卓越したデザインを紹介しています。

博物館の鑑賞を終えた時には、20世紀のフィンランドデザインの先駆者や、フィンランド現代主義の父アルヴァ・アアルトについて多くを知ることができるはずです。本文執筆時点で、入場料金は、大人12ユーロ、年金受給者10ユーロ、学生6ユーロです。開館時間は、月曜日~金曜日が午前11時から午後8時まで、土曜日~日曜日は午前11時から午後6時までとなっています。なお、9月1日から5月31日までは冬季時間割りで、月曜日は休館、火曜日は夜8時まで開館しています。

最高級フィンランド料理と現地食材を体験

デザイン博物館で1時間半ほど過ごした後は、軽いお食事はいかがでしょうか。本格的な食事体験をお求めなら、レストラン・サボイが期待に応えてくれるはずです。

1937年6月創業のサボイは、内装を建築家のアイノとアルヴァ・アアルトがデザインしました。機能主義スタイル傾向を象徴するデザインです。2019年から2020年にかけて内装を再設計し、本来の魅力を復活させつつ、すっきりとした雰囲気を漂わせる空間になりました。同レストランがあるエッテルエスプラナディまでは、ヘルシンキデザイン博物館から徒歩6分で行けます。

やはり食事が大切ですよね。サボイの料理はフィンランド風フランス料理で、控えめなロシア風味を添えているのが特徴です。新鮮な果実や野菜類、天然サーモンなど、フィンランドで採れる季節の食材を使って調理しています。2時間の余裕を持って料理をお楽しみください。

ヘルシンキのおしゃれなブティックを巡る散歩ツアー

食事を終えて出かけるという点においては、サボイを出て、時間をかけてヘルシンキのデザイン地区を探索する以上の楽しみはないのではないでしょうか。プナブオリ、カアルティンカウプンキ、クルヌハカ、カンピ、ウランリンナ地区には、ヘルシンキの真髄が詰まった建築、ブティック、カフェが集まっています。プレイグ(黒死病)公園のルットプゥイスト地区をゆっくり歩きましょう。ここは、1710年に街を襲ったペストで亡くなった方々の遺体が埋められた場所です。小ぎれいで人間観察をするには理想的な場所です。 

ヘルシンキのデザイン地区は、息抜きのショッピングをするにも最適な場所と言えます。ここには、さまざまなタイプのブティックやデパートがあります。詳しい案内情報をお求めの方には、「My Helsinki」のガイドなし散策をお勧めします。ここでは、ヘルシンキデザイン地区のトーリ・クオーター内で、指折りのショッピングスポットを巡るツアーを紹介しています。

歩く距離はわずか1.5kmで、元老院広場とマーケット広場を結ぶツアー路線に立ち並ぶ店舗をスポットにしています。徒歩だけなら所要時間は15~20分程度ですが、ツアーでは最低1時間を見込んでください。ツアーの行程では、ラプアン・カンクリットに立ち寄ってフィンランドの手工芸品、ルミ・アクセサリーで時代を超えたレザーバッグやアクセサリー、さらにルモーンでは倫理意識を持って作った宝石類を見て楽しめます。

トーリ・クオーターには、ヘルシンキ市立博物館もあります。時間に余分がある場合は、ぜひ立ち寄ってみてください。最後になりましたが、散歩ツアーに沿って移動するにせよ、自分で道順を計画して歩くにせよ、フィンランドの代名詞的デザインブランドのマリメッコをお忘れなく。お土産でもご自身用でも、嬉しいお買い物になります。

ポフヨイスエスプラナーデ通りのマリメッコ店からは、徒歩5分で鉄道駅まで行けます。駅からは「I線」または「P線」の電車でヘルシンキ空港まで戻れます。また、乗り継ぎ便に間に合うようにヘルシンキ空港に戻るために、タクシーサービスを利用することもできます。 

ヘルシンキでの12時間

乗り継ぎまで12時間の余裕がある場合 乗り継ぎまでの12時間うち、前半の6時間は上記の6時間ガイドを参考にしてください。以下では、後半の6時間をヘルシンキで過ごす方法についてご説明します。

フィンランド芸術の探究 

ヘルシンキ美術館(略して「HAM」)は、9,000点以上の公有美術品を管理しています。うち半数は、市内の公園や図書館、その他の公共施設や場所に点在しています。この無料オンラインマップでは、全作品の公開場所が分かるようになっています。掲載された芸術作品を探索することにより、乗り継ぎまでの時間を有意義にお使いください。 

旧テニス会場にあるHAMの常設広場も訪問する価値があります。ここには、中央駅から地下鉄でわずか5分、または徒歩10分で行けます。ここにある回転式の展覧会は、近代と現代芸術に焦点を当てています。

本文執筆時点で、ヘルシンキ美術館の入場料は16ユーロです。月曜日は休館日で、火曜日は午前10時から午後5時30分まで、その他の曜日は午前11時30分から午後7時まで開館しています。

HAMで1時間ほど過ごしてから、東に少し歩けば、フィンランド国立美術館のアテネウム美術館に着きます。この美術館は、フィンランドで最も重要な美術品を収集し、あらゆる場所に国内外のアーティスト作品を展示しています。 

例えば、ヴァン・ゴッホ、ル・コルビュジエ、ムンクの作品を鑑賞できます。ただし、現在は改装のため休館中で、再開は2023年4月になります。開館時間は、火曜日から金曜日までが午前10時から午後8時30分まで、週末は午前10時から午後5時までとなります。月曜日は休館です。本文執筆時点で、入館料金は20ユーロです。

水辺のサウナでフィンランド式のくつろぎを

文化芸術を楽しんだ後は、フィンランド式休憩の時間です。サウナはフィンランドの生活様式の一つ。終日観光の疲れを癒し、乗り継ぎ便に搭乗する前のひと時をサウナでくつろぎましょう。

Allas Sea Pool


アラス・シー・プールは、アテネウム美術館から徒歩または公共交通機関で簡単にアクセスできる豪華なサウナです。水辺に隣接し、施設の運営は100%再生エネルギーを使っています。ここには、温水ラッププール、子供用プール、海水プールの3つのプールがあります。海水プールの水は、遠方の澄んだ海流から引いた海水で、紫外線で消毒してからプールに注入しています。アラス・シー・プールは通年営業なので、天候を心配する必要はなく、ヘルシンキでの乗り継ぎ時に安心してひと泳ぎできます。

ここで、サウナの楽しみ方について説明しましょう。同施設にある3つのサウナの最高の楽しみ方は、冷たい水につかった後にサウナに入ることです。それぞれのサウナは、80℃の温度に電気暖房されています。また、外に広がるバルト海の絶景を眺められます。時間に余裕がある場合は、サウナ・ヨガクラスもご体験ください。勇気のある方なら、毎週実施される冬季水泳教室に参加されてはいかがでしょうか。講習料金は、大人(13歳以上)が18ユーロ、子供(3~12歳)は10ユーロです(本文執筆時点)。講習券は、オンラインまたはアラスショップで購入できます。オンラインで購入された講習券は1年間有効です。また、ショップで購入された講習券は3時間有効です。

景色を楽しめる搭乗前の食事

アラス・シー・プールには、年中無休のカフェとテラスがあります。値段も手ごろなので利用されてはいかがでしょう。また、夏季にはレストランの「アラス・ワイン・アンド・ダイン」もオープンします。このレストランでは、北欧の食材を使った季節メニューと、各料理に見合うワインリストを用意しています。 

前述のカフェでは、ナスのマリネや森林産マッシュルームサラダなど、フィンランドの絶品料理をお手頃価格で楽しめます。カフェは予約不要ですが、レストランのワイン・アンド・ダインでのお食事は予約をお勧めします。前面に広がるバルト海の絶景が臨める歴史を刻むヘルシンキ中心部は、乗り継ぎまでの12時間を締めくくるのに最適な場所です。

ヘルシンキ空港へ戻るには、アラス・シー・プールから徒歩20分のヘルシンキ中央駅にお進みください。トラムかI線とP線電車を使っても、ヴァンター市のヘルシンキ空港まで行き、乗り継ぎ便に搭乗することができます。または、タクシーを利用すれば時間の節約になります。

ヘルシンキでの24時間

乗り継ぎまで24時間もある幸運を利用しましょう。ヘルシンキで、多くの観光客が見逃すアトラクションを楽しめるチャンスです。まずは、前述の6時間と12時間の乗り継ぎ時間利用ガイドを参考に、前半の時間を利用する計画を立てましょう。ヘルシンキ空港に戻る前に、夜の街を散策したり、休憩を取ったり、朝食をとったり、観光スポットを訪れたりしてはいかかでしょうか。

ヘルシンキ随一のメタルクラブで楽しむ

ヘルシンキに1泊しかできないならば、到着の早い遅いにかかわらず、早い時間に寝てしまうのはもったいない話です。ましてや、伝説に残るほど有名な、ヘルシンキのヘビーメタル(ヘビメタ)が聞けるならなおさらです。ヘビメタを聞くには、ヨーロッパの老舗ロッククラブタヴァスティアの演奏リストをご覧ください。ヘルシンキは、1970年以来、ヘビメタを愛する旅行者、地元の愛好家、ハードロックバンドを歓迎してきました。市内では、ライブパフォーマンスだけでなく、クラブナイトも定期的に開催されています。本物のフィンランド音楽を体験したいなら、この国の真正音楽とも言えるヘビメタをお見逃しなく。ギグ(ミュージシャンの演奏)を聞く場合は、事前に入場券を購入する必要があります。 

タヴァスティアには、アラス・シー・プールから、2、4、7番のトラムに乗って20分ほどで行けます。空港から行く場合は、鉄道のI線とP線から、7、9番トラムに乗り継いで45分ほどで到着します。空港から早くタヴァスティアに着きたい場合は、タクシーを使えば30分ほどで行けます。

フィンエアーのホテル予約で快適な休暇を

ヘルシンキには、あらゆる予算に合う宿泊施設が多数あります。フィンエアーでは、街の中心部に滞在できる宿泊施設を豊富にご用意しています。海面越しに浮かび上がる景色を眺望できるラディソン・ブルシーサイド・ホテルでも、気軽で快適な宿泊ができるホリデーイン・ヘルシンキシティセンターでも、フィンエアーが宿泊予約をお手伝いいたします。さらに、フィンエアーを使ったご予約には、Finnair Plus ポイントを進呈いたします。

ペストリーと街一番のコーヒーを堪能

アクション満載の一日を過ごした後は、次の観光に出かける前に燃料を補給しましょう。幸いにも、ヘルシンキのカフェやブランチ店は充実しています。なかでも一番のおすすめは カフェ・エクバーグです。カフェ・エクバーグは創業1852年の老舗。市内で最も美味しいペストリーやパティスリーを楽しめるカフェです。フルーツ、ミューズリー、チーズ、肉、オーブンで焼いたオムレツを揃えたビュッフェ式朝食が、15.90ユーロのお得価格(本文執筆時)でいただけます。 

また、前夜のロッククラブへの訪問や、長時間のフライトの後で、疲れた頭をリフレッシュできるコーヒーも人気です。朝食は、月曜日から金曜日の午前7時30分から午前10時30分まで。週末は、ゆったりとしたブランチを、午前9時から午後2時30分まで提供しています。

Töölö district and Töölönlahti Bay area (c) Helsinki Marketing

無料の散歩ツアーに参加

無料で参加できる毎日実施の散歩ツアーは、エスプラナディ公園の東端にあるハヴィス・アマンダ像から、午前11時に出発し、全行程を約2時間で回ります。乗り継ぎ時間を有効に利用できるだけでなく、ヘルシンキの文化や歴史を知る理想的な方法です。ツアーの行程には、ハウス・オブ・エステート(政府会議場)、ヘルシンキ福音教会、東方正教会ウスペンスキー大聖堂、上院広場、オールドハーバーが含まれており、知識豊富なガイドが堪能な英語で説明します。ガイドは赤い傘を携帯していますので、見逃すことはないでしょう。

空港に戻る

24時間をフルに利用した後は、空港まで戻る時間です。無料の散歩ツアーは、ハヴィス・アマンダ像で解散となります。ここからヘルシンキ中央駅までは、徒歩10分で行けます。 

ヴァンター市とヘルシンキ空港へ戻るには、I線またはP線の電車またはタクシーを利用できます。移動の所要時間は30~40分です。乗り継ぎ便の出発時刻から、少なくとも2時間前には空港に到着するようにしてください。


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